抄録
本研究では, いくつかの軟質ポリウレタンフォームについて, それぞれの断面内に観察されるセル径の分布を明らかにして, さらに, saltykovの理論に基づいて三次元的セル径の分布を推定した. その結果, 三次元的セル径の平均値はセル断面の径の平均値と良好な直線関係にあり, セルが三次元的形状であることを考慮して解析されるべきであるフォームのセル構造は, セル断面の径の分布の解析で十分に評価できることを確認した. 均等な六角形モデルで求めたセル数とセル径との間には良好な対応関係がみられるが, 測定によるセル数との間にはかなりのばらつきがある. また, セル径と力学的特性との関係について検討したところ, 硬さは, セル径と良好な直線関係にあることがわかった.