2016 年 34 巻 p. 9-16
要 旨
エキウム一般公開の地域貢献における役割や課題を明らかにするために、見学者117人に対してアンケート調査を実施した。見学者の多くは近隣地域に居住する60歳以上の女性で、2人以上の参加が多かった。一般公開の情報源に関しては、新聞が最も多く、本学ホームページはわずかであった。見学者の多くは明確な参加目的を持ち、その多くはイネーブル・ガーデンで栽培されるエキウム・カンディカンスに繋がるものであった。感想に関しては、エキウムについての知識が増えたが最も多く、参加目的はほぼ達成されていたと考えられる。また、見学者の約半数は気分がリフレッシュできたと回答しており、エキウム一般公開の見学により心理面の改善が図られたことが示唆された。見学者のほとんどが、今後の参加を希望していた。さらに、エキウム一般公開は本学の広報としても機能していることが示唆された。今後の課題として、高齢者に対するサービス、広報の方法、ボランティアの活用が示された。