2024 年 1 巻 p. 28-
【目的】 生体電気インピーダンス分析法(BIA法)により骨粗鬆症(OP群)・サルコペニア(SP群),それらが合併したオステオサルコペニア(OS群)の身体特性について検証を行った. 【方法】 153例に対しInBody S10を使用して体組成測定を行った.OP群・SP群・OS群の3群に分類し体細胞量,基礎代謝量,体水分量,位相角(PhA),タンパク質量,骨ミネラル量,体水分量,筋量(総量,部位別),細胞外水分比(ECW/TBW)を比較した. 【結果】 OP群は他2群と比べ体幹筋量の割合が少ない体型であった.SP群はOP群に比べ四肢筋量・BMI・基礎代謝量・骨ミネラル量が有意に低かった.OS群は骨ミネラル量を除く全ての項目で他2群よりも低値を示した. 【結論】 OS群は最も虚弱な体質でありPhA, ECW/TBWの相互関係より生命予後不良のリスクが懸念された.今回の結果よりOPとSPを合併すると予後不良となる可能性がありそれぞれの病態悪化予防が重要であることが示唆された.