2024 年 1 巻 p. 44-
【緒言】 安全で早期に夜間の歩行自立判定が行えることを目的として「夜間歩行自立判定表」を作成し,その臨床効果について検証した. 【対象と方法】 2018~2021年度に回復期リハビリテーション病棟に入院し,歩行が自立した患者を対象とした.多変量解析により,夜間歩行自立判定表の有無と,日中歩行自立から夜間歩行自立までの日数(自立日数),在院日数との関連について解析した. 【結果】 解析対象は274名(年齢78.9±9.3歳,男性56名 女性218名)であった.夜間歩行自立判定表の有無は,自立日数(β=-0.18, P<0.01),在院日数(β=-0.21, P<0.01)にそれぞれ有意に関連していた. 【結論】 夜間歩行自立判定表の導入は,対象者の自立日数,在院日数の短縮に好影響を与える可能性があることが示唆された.夜間歩行自立判定表は入院患者の早期の歩行自立を促進する,有益なツールとなり得ると考える.