熊本県理学療法アドバンス
Online ISSN : 2759-3096
回復期リハビリテーション病棟における 歩行自立基準導入効果に関する検討
森 義貴田中 康則中島 裕太来海 勝広三尾 和弘寺口 拓真竹内 睦雄三宮 克彦松本 美幸木原 薫
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2025 年 2 巻 p. 25-

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抄録

【目的】 回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期リハ病棟)適応患者を対象に,客観的指標を用いて作成・標準化した当院独自の歩行自立基準が,活動性と安全性に及ぼす影響を導入前後で比較検証すること. 【方法】 2020年度に導入した歩行自立基準について,導入前の2019年度と導入後の2021年度に入棟した患者467名を対象とした.全患者および疾患別に,歩行自立者割合,歩行自立者における転倒者割合,および歩行自立までの期間を比較検討した. 【結果】 導入前後で歩行自立者割合と歩行自立までの期間に有意差はなかったが,全患者の転倒者割合は有意に減少した.疾患別比較ではすべての項目で有意差は認められなかった. 【結論】 2020年に作成した当院独自の歩行自立基準は,回復期リハ病棟適応患者において,活動制限をすることなく転倒リスクを抑制し,安全性を向上させる可能性が示唆された.

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© 熊本県理学療法士協会
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