熊本県理学療法アドバンス
Online ISSN : 2759-3096
地域在住高齢者における基本チェックリストで判定したフレイルおよび下位項目と身体機能との関連性
谷口 善昭北尾 昌平中村 英一
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2025 年 2 巻 p. 41-

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抄録

【目的】 基本チェックリスト(KCL)で判定したフレイルおよび下位項目と身体機能との関連性を明らかにする. 【方法】 運動器機能評価事業に参加した582名を横断的に解析した.KCLからプレフレイル,フレイルを判定した.事業対象者の基準から,運動機能低下,低栄養,口腔機能低下,閉じこもり,認知機能低下,うつ病の可能性を判定した.身体機能は,握力,5m通常・最大歩行,Time up and go test(TUG),片脚立位時間を測定した. 【結果】 年齢と性別で調整した重回帰分析の結果,フレイルと運動機能低下は通常・最大歩行,TUG,片脚立位時間と関連した(p<0.001).口腔機能低下は片脚立位時間(p=0.049),閉じこもりは最大歩行(p=0.003)とTUG(p<0.001),うつの可能性はTUG(p=0.021)と関連した. 【結論】 KCLのフレイルや下位項目は身体機能と関連していることが示唆された.

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© 熊本県理学療法士協会
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