関西造船協会講演概要集
平成17年度関西造船協会春季講演会
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波の無いトランサム船尾形状の設計に関する一考察
*山野 惟夫楠 芳一鞍谷 文保小川 武範池渕 哲朗舩野 功
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p. 2

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抄録
トランサム船尾による波を減少させるための研究は従来も行われており,いくつかの軽減策が実用化されている.しかし,波の無いトランサム船尾形状については,今のところ明らかにされていない.そこで,本論文では,トランサム船尾に関するこれまでの著者らの研究の成果を基にして,波の無いトランサム船尾形状の設計法を検討した.明らかにした設計法を検証するために,模型試験を実施した.その結果,次のことを確認した:1)設計した波の無いトランサム船尾形状による船尾波はFr = 0.18 – 0.30の間でほとんど見られない.2)そのトランサム船尾形状による抵抗は.従来型のトランサム船尾に比べて,そのFr範囲で明らかに低い.
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© 公益社団法人日本船舶海洋工学会 2005
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