フォーラム現代社会学
Online ISSN : 2423-9518
Print ISSN : 1347-4057
特集Ⅱ 近代家族の揺らぎと親子関係
子どもの人権の視点から見た親権
津崎 哲郎
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2005 年 4 巻 p. 57-65

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抄録
わが国の民法における親権は、親の子どもに対する権利性を重視している。また、戦後は家庭内問題に対する法や社会の不介入の姿勢が徹底してきた。この2つの特徴は近年の家族の孤立化とあいまって、児童虐待等家庭内トラブルを急増させている。児童福祉の現場では、児童虐待支援策の強化が急務になっているが、親権に対する制限と改善を目指す新たな制度が必要になっている。
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© 2005 関西社会学会
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