関東東山病害虫研究会報
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病害の部
栃木県におけるオオムギ黒節病の発生と種子消毒法の検討
山城 都和氣 貴光森島 正二福田 充
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2011 年 2011 巻 58 号 p. 9-12

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抄録
2010年5月に栃木県内のオオムギ圃場において,オオムギ黒節病が多発した。本病は種子伝染性病害であるため,種子消毒による防除効果を検討した。化学薬剤ではオキシテトラサイクリン・ストレプトマイシン水和剤 (防除価52) の防除効果が認められた。また,80℃5~6日間の乾熱処理と10~30分間の食酢処理の組合せ (防除価77~98) は,効果が高く,出芽率の低下も小さかった。
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© 2011 関東東山病害虫研究会
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