関東東山病害虫研究会報
Online ISSN : 1884-2879
Print ISSN : 1347-1899
ISSN-L : 1347-1899
病害の部
非切断葉スポット接種によるイネのいもち病抵抗性評価
安田 伸子光永 貴之林 敬子藤田 佳克
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 2014 巻 61 号 p. 6-8

詳細
抄録
葉身に傷を付けることなく,イネ葉に分生子懸濁液を付着させて発病させ,イネのいもち病抵抗性を評価する方法について検討した。その結果,0.025~0.05%のTween20水溶液に6×104個/ml以上の分生子を懸濁させ,5μlを滴下する非切断葉スポット接種によって,分生子懸濁液をイネ葉に安定して付着させ,発病させることが可能であった。さらに,この方法は葉身に傷を付けないため,従来から行われているパンチ接種に比べて葉齢や品種の抵抗性をより自然な形で評価できると考えられる。
著者関連情報
© 2014 関東東山病害虫研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top