2015 年 2015 巻 62 号 p. 166-170
東京都で発生しているウメ輪紋ウイルスの拡散防止を目的として,秋季に産卵のためにスモモに飛来するアブラムシ類に対して3ヵ年で7種薬剤の防除効果を検討した。その結果,ネオニコチノイド系薬剤では,アセタミプリド水溶剤の効果が高く,2ヵ年の試験とも有翅・無翅虫合計の補正密度指数が概ね0.4~5.5と安定した殺虫効果を示し,秋季の防除薬剤として実用性が高かった。一方,同一系統であってもイミダクロプリド水和剤,チアクロプリド水和剤,ジノテフラン水溶剤は,有翅虫に対する効果がアセタミプリド水溶剤より劣り,実用性は不十分であった。また,ピメトロジン水和剤,ピリフルキナゾン水和剤,フロニカミド水和剤は有翅虫に対して効果が低かった。