2016 年 2016 巻 63 号 p. 48-51
ジャガイモマイクロチューバーを用いたトマトフザリウム株腐病菌の土壌からの検出について検討した。供試したジャガイモ4品種の中で「男爵薯」および「メークイン」が本菌に対する感受性が高かった。そこで,「男爵薯」のマイクロチューバーを供試し,土壌の汚染程度と発病の関係,本菌汚染土壌への植え付け日数と発病状況,トマト各種土壌病原菌のジャガイモに対する病原性を検討したところ,萌芽した植物体の茎基部と根の境界付近に形成される淡褐色~褐色の腐敗症状を重要な目印として,本菌を土壌から検出できる可能性が示唆された。