2017 年 2017 巻 64 号 p. 50-54
数種殺菌剤について土壌潅注かつ葉面散布の処理をすることで,ナシ萎縮病菌Fomitiporia torreyaeによる腐朽の伸長を抑制する効果があるか否かを爪楊枝接種法(中村,2011)で2014年~2016年にかけて調査した。プロベナゾール水和剤,フルトラニル水和剤,バリダマイシン水和剤,シメコナゾール水和剤処理では腐朽伸長を抑制する効果は全くみられなかった。一方,ベノミル水和剤処理苗では2015年実施の試験において薬剤無処理苗と比べ腐朽伸長が有意に短くなった。また,ベノミル水和剤を処理した苗ついては,SPAD値が有意に高く,葉数も有意に多かった。