2013年に栃木県北部および県南部,2017年に県南部のイチゴ苗生産ほ場においてイチゴ青枯病が発生した。現地での発生状況はイチゴ品種「栃木i27号(スカイベリー)」で発生が顕著であった。そこで本県育成品種等を供試し,イチゴ青枯病に対する感受性を検討した。その結果,各供試品種の発病度は,「スカイベリー」83,「福羽」67,「なつおとめ」43,「とねほっぺ」34,「とちおとめ」28,「女峰」21であった。なかでも「スカイベリー」は,接種後早い段階から萎凋症状が認められ,発病程度も高く推移したことから,イチゴ青枯病に対する感受性が高いと考えられた。