2024 年 71 巻 p. 41-44
2022年から2023年にかけて栃木県内のイチゴ,ニホンナシ,ナス,キク各ほ場から採集したナミハダニ13個体群に対して,雌成虫および卵を対象に,各種園芸作物でハダニ類またはナミハダニに登録のある薬剤10剤を用いて,直接散布法での効果を調査した。その結果,雌成虫に対してはフルキサメタミド,アシノナピル,アセキノシルが高い効果を示した。次いでアバメクチン,ビフェナゼート,プロチオホス,ミルベメクチンの順に効果が認められた。ピフルブミド,シエノピラフェン,シフルメトフェンは全体的に効果が低かった。卵に対しては,アセキノシルおよびプロチオホスは大半の個体群に対して高い効果を示した。アシノナピルは効果の低い個体群が複数見られ,ミルベメクチン,シエノピラフェン,ピブルフミド,アバメクチン,シフルメトフェン,フルキサメタミド,ビフェナゼートは全体的に効果が低かった。