関東東山病害虫研究会報
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畑作物・野菜の病害
栃木県におけるイチゴおよびトマト灰色かび病菌に対する薬剤感受性
下野 夏菜 佐川 翠
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2025 年 72 巻 p. 21-25

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抄録

2024年2月~5月,栃木県のイチゴ15ほ場から採取したイチゴ灰色かび病菌23菌株,トマト20ほ場から採取した37菌株について,菌叢ディスク法またはペーパーディスク法により,薬剤感受性を調査した。菌叢ディスク法による判定では,チオファネートメチル,プロシミドンおよびアゾキシストロビンの耐性菌率は高かった。一方で,フルジオキソニルとピリベンカルブに対しては,耐性菌は確認されなかった。胞子懸濁ペーパーディスク法による判定では,メパニピリムの感受性低下菌率はイチゴで48%と高かったが,トマトで3%と低かった。ポリオキシンとイミノクタジンアルベシル酸塩に対しては,感受性低下菌は確認されなかった。一方で,SDHI剤のボスカリドとペンチオピラドに対する感受性低下菌率は,イチゴで52%,トマトで65%と高かった。大森・中澤(2019)に報告された検定と比較すると,イチゴにおいて,アゾキシストロビンに対する耐性菌率およびメパニピリム,ボスカリド,ペンチオピラドに対する感受性低下菌率が,本検定で急激に高まっていることが明らかとなった。

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