慶應義塾大学
2023 年 90 巻 1 号 p. 13-24
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本稿は、米国の多文化教育のペダゴジーの実践記録や教師の語りに着目し、教師が「生徒の声」を聴こうとした際に直面する困難を明らかにした。グレゴリー・ミッチーの実践記録やそれに続く彼の研究を比較検討することで、生徒たちと文化的な重なりをもつ教師であるがゆえにかえって「声」を聴きづらくなる場合があることや、「声」を聴くことと学力保障によるエンパワメントを両立することの困難が示唆された。
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