抄録
当院は平成13年に小児リハビリテーションを開設した。当初この地域では療育に携わるネットワーク間の情報の共有化がなされておらず、お子さんの能力や問題に対しに各々が異なった評価を示していた。よって当院は地域のお子さんがより生活しやすい環境にするために地域支援体制の確立を目的として積極的に地域の各々のネットワークに関わっていった。その結果、関わっていった療育機関やさまざまな職種の方から当院へのケースの紹介や相談を受けた。その中で当院はOTの専門性を発揮しつつ、地域のネットワークをうまく活用しながら情報を共有化し、お子さんをより広い視点から支援することが出来た。また、専門職だけでなく障害をもつ家族間同士のつながりを持てる場所の提供などを行い、家族からも地域で身近に相談できる専門家が増えることで安心を得られるとの声が聞かれた。このように当院は今回この活動を通じ、一人のお子さんに対し様々な職種間同士が1つのネットワークの中で情報を共有化していくことの必要性を感じることが出来た。