抄録
ACL断裂における術後プログラムの再考 ◎岩永健児(PT) 木村亮子(PT) 飯盛宏一(PT) 愛野記念病院リハビリテーション部現在、整形外科領域において、あらゆる術式に対するリハビリプログラムが報告されている。しかし、我々は本当にプログラムを理解した上で実践しているのであろうか?という疑問を持った。そこで自らプログラムを作成していくことにより内容を理解していけたらと思い、今回ACLの術後を例にあげ、文献より再建靭帯の強度・成熟過程・骨孔・筋力・関節角度等のデータを得、プログラムの作成を行った。このように、何を基準にしてプログラムを作成しているのかを考えることにより、膝関節内の状態を想定し、患者に応じた治療を行うことが可能と思われる。また同様に他の疾患についても行うことにより、より良い治療効果が得られるのではと考える。