九州理学療法士・作業療法士合同学会誌
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第25回九州理学療法士・作業療法士合同学会誌
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脳循環に前腕浴が及ぼす作用
-脳血管障害者での検討-
*加治屋 智弘, 平名 章二, 長井 亜希子, 江口 敬太, 福留 史剛, 倉元 笑子, 上橋 秀崇, 坂本 将大, 東條 竜二, 川手 梓, 冨山 おりえ, 池田 大吉, 大重 匡, 粟 博志
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p. 50

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抄録
43℃前腕浴が脳血管障害患者4名の脳血流量(以下CBF)において、どのような変化を示すかStable Xenon CT/CBF法にて検討した。その結果、CBFでは前腕浴後、病巣側2.3%上昇し、非病巣側半球0.8%低下したが大きな変化は見られなかった。しかし皮質においては病巣半球皮質15.6%、非病巣半球皮質11.7%の上昇が見られた。その他の所見としては前腕浴後SBP DBPは低下し脈拍は上昇、動脈酸素飽和度はほとんど変化が見られなかった。皮膚温においては頸部・腹部が低下したが額・上腕・大腿・足背・足趾においては上昇傾向にあった。これは灰白質である大脳皮質は機能局在があり神経細胞体が多く存在すること、脳のエネルギー代謝に脳血流が必要であるとされることから、前腕浴により神経細胞体の賦活が促進される可能性を示唆しているものと考えられる。
以上のことより、前腕浴は運動療法と同様に脳代謝賦活に有利に働くものと思われ、灰白質でのCBF増加とCBFと運動機能・能力が正の相関を示した以前の我々の報告をふまえると併用して行うことでより効果的であると考えられた。
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© 2003 九州理学療法士・作業療法士合同学会
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