日本LCA学会誌
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事例論文
リマニュファクチャリング技術適用による鉱山機械部品の環境影響評価
金澤 智尚松本 光崇吉本 光宏菅原 道雄吉村 彰大松野 泰也
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2021 年 17 巻 2 号 p. 124-135

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抄録

持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みとともに、循環経済に根ざした環境への取り組みが世界的に注目を集めている。建設機械業界では、製品の再生サービスが環境負荷やメンテナンスコストの低減に大きな影響を与えている。本稿では、鉱山機械部品にリマニュファクチャリングを適用した場合の環境への影響を評価した。本研究では、鉱山機械の旋回減速機および走行減速機に使用される歯車部品の評価に焦点を当てた。具体的な評価は、再生および再生技術の適用による環境影響に関する評価であり、各製造および再生工程を調査することにより定量評価を行った。その結果、製錬工程と熱処理工程の地球温暖化ポテンシャル(GWP)が、対象部品の多くを占めていることがわかった。一方、資源消費に関しては、部材の製造工程が約 100%と大半を占めていた。これらの結果から、再生技術適用により、鉱山機械 1 台当たりのライフサイクルで 20 ton-CO2 eq の削減効果があると予想され、資源消費に関しては、約 5.4 kg Sb-eq/LC 低減される。

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