東北大学大学院環境科学研究科
2025 年 21 巻 3 号 p. 126-131
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製品LCAでは一般に、機能単位を揃えて環境影響を評価する。本稿では、この考え方を起点に、制約条件を揃えるという視点を導入することで、LCAの適用範囲を将来シナリオ設計や技術導入評価へと拡張できる可能性を考察する。筆者は、機能単位ベースのLCAを、制約条件ベースLCAの一形態と見なす枠組みを提案しており、これまで複数の研究発表の場で議論を行ってきた。この考え方を整理し、ネットゼロシナリオ設計を例に、その実務や研究への応用可能性を紹介する。
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