カーボンリサイクル(Carbon Recycle; CR)技術またはCO2有効利用(Carbon Capture and Utilization; CCU)技術の効果を定量的に評価するライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment; LCA)は近年、大きく注目されているが手法や条件に関する不確実性が大きな課題になっている。本稿ではCR及びCCUのLCAについて評価範囲やサプライチェーンなど、条件の違いがLCAの結果に与える影響を過去の試算例によって概説し、手法に関する国際的なガイドラインに含めるべき内容について考察する。