日本LCA学会誌
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サーキュラーエコノミーにおけるデータ連携基盤の役割と展望
樹 世中
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2026 年 22 巻 3 号 p. 161-167

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抄録

本稿は、サーキュラーエコノミー(CE)実現に向けた情報連携基盤の役割について、デジタルプロダクトパスポート(DPP)を中心に整理・考察するものである。欧州における政策・規制動向を概観した上で、日本および欧州の実証事例をもとに、データ利活用の具体的ユースケースを分析した。その結果、製品の排出・回収段階における「特定物(情物一致)」の確保が、循環プロセスの効率化および再生材の信頼性向上において重要な役割を果たすことを示している。また、動脈・静脈サプライチェーンの統合により、製品ライフサイクル全体での最適化が可能となることを明らかにしている。さらに、情報連携基盤は、循環ビジネスの成立およびデータ認証の高度化に寄与する一方で、データ主権や事業者負担といった課題も内在する。これらを踏まえ、今後の実装に向けた方向性を提示する。

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