国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所野生動物研究領域
2021 年 61 巻 2 号 p. 285-294
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
近年,日本国内では,一部の野生動物の分布域が急激に拡大し,農作物への被害や人身被害が発生するなど,人間活動との軋轢が問題となっている.本稿では,特に人間活動との軋轢が日本各地で問題となっているイノシシSus scrofaの人里周辺での生息地利用様式を,筆者らが栃木県南西部の2地域において実施した痕跡調査と自動撮影カメラ調査の結果に基づき,「採餌」と「危機回避」という2つの観点から概説する.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら