松江市立病院 [日本]
2010 年 14 巻 1 号 p. 83-86
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症例は67 歳女性。左下腹部痛を主訴に来院。腹部CT 検査でS 状結腸穿孔と診断し緊急手術を施行した。S 状結腸は腸間膜側に3cm の長軸方向の破裂部を認め、硬便が穿孔部を塞いでいた。穿孔部を含めた結腸切除術を施行しハルトマン手術とした。当初、患者の症状が強くなく経過観察となったがCT 検査の慎重な読影が必要と反省し、文献的考察を加え報告した。