松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
NST 介入により両下肢切断術を乗り切った閉塞性動脈硬化症の1 症例
明事 典子田村 多江森山 純子古澤 妙子佐々木 基史倉吉 和夫龍河 敏行藤本 一夫藤井 和美天野 聡子
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キーワード: 代替栄養, NST, 周術期
ジャーナル オープンアクセス

2014 年 18 巻 1 号 p. 87-90

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抄録
症例は69 歳,女性.閉塞性動脈硬化症により重度の両下肢虚血を来しており,足部潰瘍の治療のため皮膚科入院中であった.疼痛と睡眠障害からせん妄状態に陥り,経口摂取困難,低栄養状態となり,栄養サポートチームが介入した.当初は家族の意向に沿って疼痛緩和治療中心であったため,積極的な栄養補助は検討しなかった.しかし,全身状態が悪化し,壊死が進行するにつれて,両下肢切断に同意が得られたため,短期間での栄養強化が求められ経腸栄養を実施した.周術期、術後も長期に渡って継続して介入し栄養管理を行った.術後経過は良好で,約2 か月で経口摂取のみで栄養が確保できるようになり,精神状態,ADL ともに改善した.
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© 2014 松江市立病院
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