松江市立病院 [日本]
2017 年 21 巻 1 号 p. 42-44
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受診当初,脳血管障害と診断された83 歳の男性患者が,実は上位頚髄の硬膜内髄外腫瘍であったことが判明した.術前みられた片麻痺が摘出術により軽快した事から,片側皮質脊髄路の圧迫が原因であったと考えられた.典型的な症状では無く,Brown-Séquard 症候群の不全型であったと言えるが,鑑別診断に挙がらず看過される可能性もあった.診断及び手術に関し,若干の考察を加え報告する.
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