松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
術前three-dimensional computed tomographic angiographyのみで開頭術を行った破裂脳動脈瘤症例の検討
阿武 雄一青木 秀暢佐々木 亮織部 貴広曽根 啓司実重 英明生田 浩司
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1999 年 3 巻 1 号 p. 1-7

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抄録
著者等は,3D-CTAのみによる開頭術を試みた.全体の手術成績は脳血管撮影を行った場合と差がなかったが,13例中1例において接近した2個の動脈瘤のうち1個が見逃された.clippingの術前のsimulationについては,CAGよりも有用であり,特にlarge sizeの動脈瘤のさいの内腔imageは非常に有用であった.部位別では,中大脳動脈瘤及び前交通動脈瘤では同法は適切であると思われるが,他の部位ではさらなる検討が必要である
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© 1999 松江市立病院
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