松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
当院における上皮小体手術例の検討
野津 長殿本 詠久松井 泰樹芦田 泰之
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2001 年 5 巻 1 号 p. 7-13

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抄録
平成3~12年に手術を施行した,原発性上皮小体機能亢進症の7例(52~80歳)について検討した.高カルシウム血症は全例にみられ,術前に正確に上皮小体腫瘤の局在診断ができたのは6症例で,残り1症例は緊急手術例で,上皮小体嚢胞,腺腫の2病変を有し,2度の手術で腫瘍を摘出した.結果的には,全例で上皮小体腫瘍が摘出できた.術後病理診断は,主細胞腺腫6例,好酸性腺腫1例であった.骨病変は高齢者1症例でみられ,術後,高カルシウム血症は改善したが,骨病変は明らかな改善がみられなかった.高齢者の骨に対する術後管理は難しく,新たな治療法の開発が必要である.なお,腫瘍の局在診断はシンチグラフィが有用であったが,場合により観血的な検査も必要となることがあった
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© 2001 松江市立病院
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