松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
破骨細胞様巨細胞が見られた乳腺管状癌の1症例
野津 長殿本 詠久松井 泰樹芦田 泰之原田 祐治
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ジャーナル オープンアクセス

2001 年 5 巻 1 号 p. 79-83

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抄録
44歳女.右乳房腫瘤を主訴とした.右乳房C領域に1cm大の硬結を触知した.画像診断では乳癌が疑われ,穿刺吸引細胞診では異型乳腺上皮の大小の集塊と共に,破骨細胞様巨細胞が多く認められ,乳癌と診断された.治療として,乳房温存療法を施行し,経過良好である.腫瘤は9×9mmで被膜は認めなかったが,周囲への浸潤傾向は少なかった.病理診断は管状癌で,管腔内にCD68陽性の巨細胞を認めた.エストローゲンレセプタ及びプロゲステロンレセプタは陽性であった.管状癌に破骨細胞様巨細胞がみられるのは稀である
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© 2001 松江市立病院
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