松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
鯉の胃を生食したため発症したと思われるWeil病の一例
奥村 剛清三浦 将彦三浦 裕和小林 淳子河野 通盛武村 次郎吉村 禎二山田 稔錦織 優林 隆則
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2002 年 6 巻 1 号 p. 55-58

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抄録
63歳女.小料理店に勤務していおり宍道湖で捕れた鯉の胃を生食し,38℃台の発熱,悪心,全身倦怠感が出現した.一時症状は軽快したが,37℃台の発熱,頭痛,嘔吐,全身倦怠感及び関節痛が出現した.結膜の充血,黄疸,及び全身の浮腫を認め,血液検査上は軽度の炎症反応と肝機能障害,腎不全を併発していた.肝機能障害は改善傾向となったが,臨床的にWeil病が疑われた.血清レプトスピラ抗体価が判明し,Weil病が80倍と有意に高く確定診断した.その後腎不全も改善し,退院した.血清レプトスピラ抗体価の再検では10倍以下と陰性化していた
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© 2002 松江市立病院
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