松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
C型肝炎に対するインターフェロン・リバビリン併用療法中にみられた網膜症の4症例
浜本 順次殿本 美奈子河野 通盛山田 稔小林 淳子
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ジャーナル オープンアクセス

2004 年 8 巻 1 号 p. 49-53

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抄録
高ウイルス量のC型慢性活動性肝炎にインターフェロン・リバビリン併用療法を行い,網膜症がみられた4例(男2例,女2例,48~61歳)を経験した.genotypeは1bが3例,判定不能が1例で,全例高ウイルス量群であった.網膜出血,軟性白斑が2例,軟性白斑が2例にみられた.4例とも治療中,白血球減少及び溶血性貧血によるヘモグロビンの減少がみられた.3例が精神症状,網膜出血,全身倦怠感のため治療を中断した.軽度の糖尿病の1例で網膜症がみられた.インターフェロン・リバビリン併用療法では,インターフェロン単独投与に比べ溶血による貧血が急速に進行しやすいため,網膜症の発症に注意し,投与中の定期的な検査が必要であると考えられた
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© 2004 松江市立病院
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