松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
form PWV/ABIでみた腹部大動脈瘤の術前術後の変化
野津 長松井 泰樹芦田 泰之白谷 卓米田 弘子
著者情報
キーワード: from PWV/ABI, 腹部大動脈瘤
ジャーナル オープンアクセス

2005 年 9 巻 1 号 p. 1-4

詳細
抄録
from PWV/ABIを用い,腹部大動脈瘤が末梢循環に及ぼしている影響を定量的に検討した.2002年11月~2004年8月に手術を受け,術前にfrom PWV/ABI検査ができた8例の腹部大動脈瘤患者を対象とした.術後のbrachial-ankle pulse wave velocity(PWV)の平均値は,左右下肢ともに術前より有意に上昇した.Ankle brachial pressure index平均値には,術前後に有意な変化はみられなかった.以上より,動脈瘤が動脈硬化症の終末期形態を表すとともに,最期の緩衝地帯として成立するのではないかと推論された.また,術後は何らかの方法でPWVを下げて末梢動脈を保護する必要があると考えられた.
著者関連情報
© 2005 松江市立病院
次の記事
feedback
Top