松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
小豆を使用した温罨法の快適性および持続性の検討
永島 早苗岩倉 良子真壁 法子渡部 ひとみ野々村 美穂古賀 美紀
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キーワード: 小豆パック, 快適性
ジャーナル オープンアクセス

2005 年 9 巻 1 号 p. 23-26

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抄録
小豆を用いて冷めても不快感や重たさを感じない安定性のある温罨法を作製し,快適性および持続性を検討した.対象は健常男女40例で無作為に小豆パック群20例とバスタオル群20例の2群に分けた.従来のバスタオルを利用した温罨法に比べ,小豆を使ったものは皮膚温,快適性,重量感において勝っていた.終末期の患者,腹部膨満感のある患者には小豆を使った温罨法が適しているが,加熱時間や貼付部位の考慮が必要と思われた.
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© 2005 松江市立病院
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