抄録
セラミックコンデンサをはじめとした電子部品製造事業者である(株)村田製作所本社において2001年10月より産業廃棄物管理票 (マニフェスト) の一部を電子マニフェストで運用した。しかし,対応業者が少なかったことや自社廃棄物管理システムと互換性がなかったことなどから約1年で運用を中止した。2006年6月にJWNETが大幅に機能改善されたことから,2007年度より電子マニフェストの運用を再開し,2009年3月に村田製作所グループ (約20社) で導入を完了した。電子マニフェストおよび当社の導入経緯とその合理化事例,課題を排出事業者の視点から紹介する。