廃棄物資源循環学会誌
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トレーサビリティと電子マニフェスト
国際資源循環におけるトレーサビリティ確保に向けた第三者認証機関の取り組みと今後の課題
松岡 浩史
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2010 年 21 巻 4 号 p. 245-249

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抄録
循環資源は潜在的な汚染性を抱えており,リサイクルを名目とした廃棄物の輸出,輸出先国での環境汚染といった問題が発覚している。循環資源の潜在的な汚染性をコントロールし,適正な国際資源循環を実現するためのツールとして,トレーサビリティ管理の重要性が指摘されており,これまで国や学識経験者,民間事業者などでトレーサビリティ管理の方法などの検討が行われてきた。その成果として,2009年3月に「一般社団法人資源循環ネットワーク」が誕生し,国際資源循環におけるトレーサビリティ確保に向けた第三者認証機関としての活動が開始されている。
本論文では,一般社団法人資源循環ネットワークの設立経緯,トレーサビリティ確保に向けた取り組みの現状について紹介するとともに,国際資源循環におけるトレーサビリティ確保に向けた第三者認証機関にとっての今後の課題について整理した。
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© 2010 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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