廃棄物資源循環学会誌
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特集:リチウムイオン電池の資源性と将来展望
電池関連制度の海外動向に関する考察
――EUのリチウムイオン電池関連制度を中心として――
齋藤 優子 白鳥 寿一
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2022 年 33 巻 3 号 p. 204-213

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抄録
リチウムイオン電池 (LIB) は今後ますます市場拡大が見込まれ,将来の廃棄量増大が懸念されることからその資源循環のあり方に国際的な関心が高まっている。そうした中で近年,欧州連合 (EU) ではサーキュラーエコノミーを目指した資源循環やカーボンニュートラル推進と関連づけたリチウムイオン電池にかかわる制度の促進の動きがみられる。
 本稿では EU の電池関連制度の変遷を概観し,フランスの電池指令の運用実態を事例として紹介する。
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© 2022 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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