廃棄物資源循環学会誌
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特集:固体回収物燃料 (Solid Recovered Fuel) の国際標準化の動向とその意義
固体回収物材料 (Solid Recovered Material) 規格開発の経緯
―― エネルギー回収から再資源化価値評価への拡張 ――
石垣 智基
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2023 年 34 巻 2 号 p. 91-96

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抄録

本稿では固形回収物材料 (SRM) に関する国際標準化の経緯と動向について解説した。SRM 規格は ISO の技術委員会 (TC) 300 において開発がすすめられてきたが,当初のエネルギー回収用途に限定した規格から,原料価値および資源回収効果を含めた規格へと対象範囲が拡張された。SRM はより幅広い用途で利用されることが想定されており,国際規格の発行による市場の拡大が,廃棄物管理,気候変動,ならびにエネルギー利用の持続可能性を高めることが期待される。

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© 2023 一般社団法人 廃棄物資源循環学会

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