廃棄物資源循環学会誌
Online ISSN : 2187-4808
Print ISSN : 1883-5864
ISSN-L : 1883-5864
特集:廃棄物の中間処理を支える焼却技術の最新動向と将来展望
廃棄物焼却施設における CCUS 技術の開発状況
喜多山 周平谷垣 信宏福田 尚倫中田谷 直広坂元 真理子重政 祥子大地 佐智子清水 俊樹遠藤 雄樹藤原 大森岡 泰樹清水 正也
著者情報
ジャーナル フリー

2025 年 36 巻 1 号 p. 26-36

詳細
抄録
2050年カーボンニュートラルの実現に向け,廃棄物・資源循環分野においてもさまざまな脱炭素型資源循環技術の社会実装に向けた開発,実証が進められている。本稿では,まず,最近の廃棄物焼却施設から排出される焼却排ガスからの二酸化炭素 (CO2) 分離回収技術の実証事例として,クリーンプラザふじみおよび板橋清掃工場での取組状況を紹介する。続いて,回収した CO2 の利用技術として,小田原市清掃工場および横浜市鶴見工場でのメタネーション実証試験のほか,高速飛灰炭酸化,農業利用,固体炭素化技術の開発状況について述べる。最後に,CO2 回収・有効利用・貯留(CCUS)の構成要素技術の一つである,ごみの炭化燃料化技術について取組状況を紹介する。
著者関連情報
© 2025 一般社団法人 廃棄物資源循環学会

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
本記事のCCライセンスは、冊子発行日より1年後に有効となります。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top