医学教育
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模擬患者参加型研修から歯科衛生士は何を学び, 臨床現場でどう活かしたか
長谷 由紀子中岡 美由紀今福 輪太郎吉田 登志子木尾 哲朗
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2021 年 52 巻 4 号 p. 319-324

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抄録

目的 : 歯科衛生士が模擬患者参加型のコミュニケーション研修を通して何を学び, その後実践でどのように活かされたかを検証する. 方法 : 参加者21名に対して, 研修前の医療コミュニケーションの認識と研修直後の学び, およびその後の臨床実践に関する自由記述式質問紙調査を行った. 結果 : 歯科衛生士は【患者の否定的反応と医療実践への不安】から臨床現場でのコミュニケーションに困難を感じたが, 研修後は【医療人としての在り方の考察】や【自らのコミュニケーションスタイルの自覚】を通して, 最終的に【患者の状況を踏まえたコミュニケーションの実践】ができた. 考察 : 本研修は参加者の批判的省察を促し, その学びは診療現場で実践された.

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