メソドロジー研究部会報告論集
Online ISSN : 2759-5684
メタ分析の手続きについて―大切なことは全て効果量が教えてくれるか?―
亘理 陽一
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2014 年 5 巻 p. 64-74

詳細
抄録
メタ分析とは,ある分野・領域の複数の研究結果を統計的手法によって統合する,系統的レビューの一種である。本稿は,このメタ分析について,先行する代表的なメタ分析研究においても十分明らかにされていない分析手続き上の諸問題を検討することを目的とする。第二言語習得・外国語教育研究におけるメタ分析の妥当性や再現性にかかわって,Norris and Ortega (2000) を主たる具体例として,(a) 測定法や尺度の異なるものを一緒にしていいのか,(b) 比較の仕方が異なるものを一緒にしていいのか,(c) 誰もがメタ分析を実際に行うことができるのかについて論じる。
著者関連情報
© 2014 外国語教育メディア学会(LET)関西支部メソドロジー研究部会
前の記事 次の記事
feedback
Top