抄録
本稿は,Egbert, J., & Sanden, S. (2013). Foundations of education research. の内容と,Mertens, D. M. (2014). Research and evaluation in education and psychology (4th ed).の中で質的研究について触れられている箇所をまとめたものである。Egbert and Sanden (2013) は,2013年度第3回LET関西メソドロジー研究部会(以下,メソ研)にてご講演を頂いた高木先生が,主要文献として紹介されたものである(高木,2014)。メソ研では,量的研究と質的研究共に,方法論に留まらず,各種研究手法の原理や認識論についても議論を深めてきた。本稿では,Egbert and Sanden (2013) とMertens (2014) の内容の他にも,メソ研でのこれまでの議論と学習内容を整理する意味も込めて著者自身の見解も述べた。意図的に直接引用を多めに行い,各文献のページ番号を付記した。関心のある読者は原著を是非手にとって頂きたい。