衛生動物
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チカイエカ (Culex pipiens molestus) 雄におけるチクングニアウイルスの感受性
山西 浩沢山 俊子松村 武男
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1980 年 31 巻 1 号 p. 69-70

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抄録
チクングニアウイルスを, Rosen-Gubler法によって, 蚊の胸部背面に微量接種して, ウイルスの感受性および増殖のパターンを検討した。蚊はチカイエカ(Culex pipiens molestus)の雄を使用した。経日的に10匹ずつプールし, それらのホモジネートを用いて, BHK-21継代細胞によるプラク法によってウイルス定量を行った。ウイルス増殖は2日目より認められ, 7日目に最高に達した。このときのウイルス増殖量は, 接種ウイルス量のおよそ1000倍であり, 高い感受性を示した。
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© 1980 日本衛生動物学会
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