衛生動物
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西日本で新たに見出されたタテツツガムシとその疫学的意義
高田 伸弘藤田 博己熊沢 秀雄千屋 誠造矢野 泰弘岩崎 博道
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2001 年 52 巻 1 号 p. 59-62

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抄録

1995∿1999年の各々秋に, 西日本, 特にツツガムシ病の浸淫地において, 媒介種としてのタテツツガムシの潜在を探索した。その結果, 本種は和歌山県田辺市, 兵庫県大屋町, 広島県西部域および高知県大豊町において見出され, これは西日本における新記録であった。このことは, 本種が西日本においても広く分布する媒介種である可能性を強く示唆する。

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© 2001 日本衛生動物学会
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