日本組織適合性学会誌
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HLAエピトープについて(1)─HLA抗原の発見からエプレット解析まで─
田中 秀則内田 みゆき
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2025 年 32 巻 2 号 p. 59-67

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抄録

ヒト白血球抗原発見の歴史は,マウスMHC抗原H-2の発見に始まり,DaussetらによるMac抗原の発見およびPayneらによる妊婦からのHLA抗血清の収集などが基となり,国際組織適合性ワークショップを通じHLA抗原系の基礎が確立された。1965年に命名法の標準化としてHL-Aシステムが確立されたが,解析が進み遺伝子座が複数あることが判明しHLA-AおよびB座に振り分けられた。その後,HLA-C,HLA-D領域(DR,DQ,DP座を含む)の発見に至った。

Terasakiらにより開発されたLCT法は微量の抗血清でHLA抗原検査が可能である。このことは,共通の抗血清でHLA抗原の定義が可能となり,HLA抗原の解析を飛躍的に進歩させた。HLA抗血清は複数のHLA抗原に反応する場合が多く,交差反応性群(Cross Reactive Group:CREG)での類似性や各抗原との反応性から共通するエピトープを保有することが知られている。

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