2001 年 7 巻 3 号 p. 219-230
イヌのMHC(Dog Lymphocyte Antigen:DLA)はクラスI抗原として4個の遺伝子(DLA-12, DLA-88, DLA-64, DLA-79)が, クラスII抗原としてDRA, DRB1, DQA1, DQB1がクローニングされ, DRB1遺伝子に36, DQA1遺伝子に10, DQB1遺伝子に21のアリルが確認されている. DLAのDNAタイピングはクラスII抗原についてPCR-SSO, PCR-SSCP, PCR-SBT法が可能である. イヌ品種間でのDLA抗原型の違いは認められていない. DLA-DRB1のDNAタイピングに基ずく計画的交配により, 2世代の交配でMHCホモ接合体のイヌの作製が可能である.