ミルクサイエンス
Online ISSN : 2188-0700
Print ISSN : 1343-0289
ISSN-L : 1343-0289
原報
組織化学的手法によるチーズならびにバターのタンパク質と脂肪の存在様式とその分布に関する研究
長縄 貴直渡邊 康一神崎 文次太田 智章虻川 久美子細野 明義山口 高弘
著者情報
ジャーナル フリー

2002 年 51 巻 1 号 p. 33-37

詳細
抄録

 市販のカマンベール,ゴーダチーズ,マスカルポーネ,クリームチーズおよび無塩バターを用い,アクロレイン・シッフ反応とオイルレッド O 染色の組織化学的二重染色法により,タンパク質と脂肪の存在様式とその分布を観察した.また,各試料の成分分析を行なった.その結果,各試料のタンパク質と脂肪の存在様式は,それぞれのチーズとバターの特性を反映するものであった.本研究で用いた組織化学的手法はチーズとバターの特性を把握するのに有効であることが判明した.

著者関連情報
© 2002 日本酪農科学会
前の記事
feedback
Top