抄録
画像診断技術と計算機技術の進歩により,術中においても医用画像を活用し精緻な治療誘導等を実現することが可能となっている.本稿では放射線治療および低侵襲外科治療において用いられる医用画像の特徴と,画像誘導治療を実現する上で必要な画像強調/領域抽出,画像統合(レジストレーション),動態認識/追従のための画像処理技術について解説する.術中の画像処理においては精緻な画像誘導のために必要な精度・処理速度を適切に設定し,これに応じた手法選択・設計が必要となることから,臨床医学・情報工学双方からの学術的検討が必要となる.