抄録
光コヒーレンストモグラフィー,通称OCTは,広帯域光と光干渉計を用いてマイクロメーターの分解能で生体の内部構造を非破壊で計測する技術である.OCTの技術も進化し,イメージング速度の高速化も進み,眼科を中心にさまざまな医療分野で応用が試みられている.筆者らは,超短パルス光を用いたスーパーコンティニューム光源を開発し,それを用いた超高分解能OCTの研究を進めている.OCTイメージングの特性は波長に依存する.波長0.8 μm帯では高精細なイメージングが可能であるが,最近,散乱が小さく水の吸収の極小がある波長1.7 μm帯が,高侵達イメージングの視点から注目を集めている.本稿では,OCTの基礎から最近の状況まで,筆者らの成果を中心に概説する.